Oculus Touchハンズオンの先生役をしている話
この記事はOculus Rift Advent Calendar 2016 の7日目です。
記事概要
「VR道場 Unity × Oculus Touch ~VRで手を動かしてみよう~」ハンズオンの先生役を務めさせていただいています。先生役を務めるにあたって留意したことなどについて、ゆるりとまとめておきます。あまり技術的な話はないかもしれません。
ありがたいことにレギュラー化しました。次回は未定ですが、ご興味があればお越しくださいませ。※対象者は「今までゲームエンジンUnityを触ったことのない人」です。
unity-oculustouch-handson.peatix.com
ハンズオンについて
UnityとOculus Touchを使用して、「ユニティちゃんに触れる」簡単なVR体験を作ってみよう!という趣旨のハンズオンです。UnityやVRを簡単に楽しく体験してもらうことが目的です。
Unity × Mogura VR × ツクモ(敬称略)の共同開催です。会場はツクモデジタル.ライフ館イベントスペースをお借りしています。また、ご厚意で一般には未配布の「Hop Step Sing!」のモデルを扱わせていただいています。
定員は10名ほどの小規模なハンズオンですが、ありがたいことに毎回30、40名ほどの応募をいただいているそうです。
ハンズオンの構成
以下のような構成にしてみました。
- ハンズオン概要
- 基礎:Unity超基礎
- 実践:VRでユニティちゃんを触ってみよう
- 応用:アレンジしてみよう
第一回資料
VR道場 Unity × Oculus Touch ~VRで手を動かしてみよう~
第二回資料
ハンズオン概要
ハンズオン自体の概要を説明。自己紹介と、ユニティちゃん / Hop Step Sing! ライセンスの話も。
基礎:Unity超基礎
Unityの入手方法(ハンズオンでは予めインストールしたものを使用) ~ 簡単な操作方法まで。
実践:VRでユニティちゃんを触ってみよう
5ステップに段階を設定し、ほぼドラッグアンドドロップのみでできるようにしました。イメージは3分クッキングです。
応用:アレンジしてみよう
各人が好きなアレンジをできるようにして欲しいとのことだったので、コードを書かずにできるようにしました。 モデル変更、モーション変更、Hop Step Sing! モデルの観賞の3つです。
留意したこと
ハンズオンの対象者が「今までUnityを触ったことのない人」かつ、ハンズオン中には「プログラミングの知識・経験を一切必要とせず、プログラミングを行わない」という条件でした。 自分の中ではもう当たり前になってしまっていることなどにも、細やかな配慮が必要だと気づきました。以下、箇条書きで挙げておきます。
「Unityが初めての人」へ
- シーンを再生中の作業は消えてしまうことへの注意
- こまめに作業のセーブをするよう呼びかけ
- 画面のレイアウトを揃える(説明画面とタブの位置が違うだけでも戸惑ってしまうようでした)
- あらかじめプロジェクトを開いた状態にする(なにかポップアップが出るなど、説明外のことがあると戸惑ってしまうようでした)
- スクリーンショットを多用し、口頭説明ではゆっくり繰り返し説明する(特に、オブジェクトの親子構造が複雑だと戸惑いがちでした)
VRに不慣れな方へ
- VR体験したことがあるかなど聞き、その様子によって説明の分量を調節する
- Riftの被り方を説明する
- Touchの持ち方を説明する
おわりに
実は、自分が先生だなんておこがましいかなあと思っていましたが、お声を掛けていただいたときに「初心者にやさしく教えてくれそう」と言っていただいたのが嬉しかったこともあり、先生役を務めさせていただいてます。どうすれば分かりやすいかなあ、スムーズに進められるかなあ、と試行錯誤しつつ頑張ってます。前回「楽しかった」と感想をいただけたのが嬉しいしありがたいなあと思いました。資料のここはこうしたらいいんじゃない?や、こんなことも気にしたらいいんじゃない?なんてことがありましたら、気軽に教えてください。